これは凄かったです。木の幹から何やらセミの羽の音がするので近づいてみると、体長8cmぐらいのカマキリが、どうやったか知りませんが、ニイニイゼミの羽の根元を鎌で押さえ込んでいました。
セミのほうは必死に逃げようとして羽をばたつかせているのですが、抱え込んだ鎌は微動だにせず、ニイニイゼミのほうはただただ羽をバタつかせているだけです。
どうしようか、これが自然の摂理だ、弱肉強食の世界だと思いましたが、あまりにも可哀想だったので、カマキリのお腹を押さえながらセミを救出、それでもなかなか放そうとせず、その力の強さにびっくりです。
しょうがないので、ちょっとお腹を強めに押さえたところ、ようやく鎌の力が弱まり、その隙にセミ君を救出。その後下の写真のように、すぐ近くの別の樹木の幹に放しました。
撮影日時:2011年7月
撮影場所:浅羽ビオトープ堰堤近くの樹木の幹