昆虫の定義・特徴


 私が子供の時は、昆虫採集というのが子供達の間では日常的に行われていて、バッタやチョウを捕まえてきて標本作りをしたりしていました。

 また私自身、アゲハの幼虫を育てチョウになるまで飼っていたこともありますし、大量のアリをつかまえて、箱の中に土を入れて巣作りをさせたこともあります。

 コオロギをつかまえてきて土を入れた水槽で飼っていたのですが、秋口にいつの間にか死に絶え、「あ〜あ死んじゃった」と思いつつ、その水槽をそのままにしていたら、翌年その土の中から小さなコオロギがいっぱい生まれてきてびっくりしたことを今でも覚えています。

 テレビゲームやムシキングなんて言うカードゲームもなかった時代ですから、たまに年長の子がカブトムシやカミキリムシを持っていたりすると本当にうらやましく思って見ていました。

 あの頃を振り返るとノスタルジックな思いを感じますが、たくさんの虫たちの生き死にを自分の目で見て、命の不思議さ大切さを自然に学んでいたように思います。

 さてそうやって集めていた虫たちを振り返ってみると、そのほとんどはやはり昆虫でした。今もって高麗川周辺をデジカメを持って徘徊しているわけですが、写真を見てもらえば分かるように、野鳥以外の写真はほとんどが昆虫に分類されているはずです。

 要するに私の頭の中には、虫=昆虫、という等式が固定観念として刻み込まれているわけです。そこで今回改めて昆虫の定義について、大人の立場で調べてみることにしました。(前置きが長いです)

 というわけで昆虫の定義ですが

@ 成虫の体が頭部、胸部、腹部の三つに分かれている
A 胸部に足があり、それは6本である
B 2対の羽を持って、飛ぶことが出来る(例外アリ)

ということになるようですが、これならまあ誰でも納得できるはずです。ただ当然ながら8本足の蜘蛛は含まれませんし、ムカデやゲジゲジさらにはミミズやカタツムリも含まれません。

 また昆虫の特徴として「変態」という現象があります。成虫とは似ても似つかない幼虫やさなぎという経過を経て成虫になる物で、その形も千差万別、実に不思議です。

 こういった現象が何故起きるのか?大人に、進化の歴史などを勉強した現在、改めて考えてみてもやはり不思議です。

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