いつものビオトープのウオーキングコースをぶらりぶらりと歩いていると、どこからともなくブンブンという音とバサバサという音が聞こえました。一体何の音でどこから聞こえているのかと耳をすまして方向を確かめると、どうやら前方の地面から聞こえてきます。
私は視力が弱いので、遠くの小さなものを見るのは苦手です。ぐ〜っと近づいてみると、何やら緑と黄色と黒が入り乱れて動いています。さらに近づいて、ようやく音の原因が分かりました。
オオススメバチとカマキリの死闘です。最初はカマを振り上げて抵抗していたカマキリも、スズメバチの大きな顎で噛みつかれている内に徐々に弱ってしまい、最後はなすがままといった状態になりました。
自分の体より大きい獲物ですが、まったく意に介していないようです。一生懸命食べているから良いようなものの、近づくのも結構勇気がいります。
撮影年月:2003年10月
撮影場所:浅羽ビオトープ 遊歩道脇の草むら