イナゴはその年によって繁殖率が異なるのか、大量に飛び回る年と全く見かけない年があります。大量に飛び回るときは、高麗川の土手のそこら中にいて、草の中に一歩足を踏み入れると、ばさばさ飛び立ちます。
人間が近づくと、足音を感じるのかすぐ飛んでいってしまうので撮影は大変でした。背中の水平面がなんともスマートに感じられます。
顔つきはやはり仮面ライダーでしょうか。目の形がいいですね。
漢字では「蝗」と書きます。皇帝の「皇」が使われていますのでなんとなく高貴な印象を与えますが、足下から何匹もばさばさ飛び上がる様は、皇の字とはかけ離れているような気がします。
不思議に思って調べてみると、基本的には正しくはトノサマバッタなどが大量発生して群れになった状態を表すようです。
地方では現在でも食用にされています。糞出しをしてからとげとげの部分を取り除き、水洗い後大鍋で茹で調味料を加えて出来上がりとなります。
ちなみに楽天では通販もしているようで、90g入りで500円だそうです。
撮影日時:2004年10月
撮影場所:坂戸浅羽ビオトープ 河川敷の土手